ホームページのリニューアルは、何から始めればいい?私たちが実際に行った5つのステップ

「ホームページが古くなってきた気はする」
「今の会社の内容と、ホームページが少し合わなくなっている」
「リニューアルした方が良いとは思うけれど、何から始めれば良いのか分からない」
ホームページのリニューアルを考え始めたとき、多くの方が最初に悩むのは、デザインではなく「進め方」ではないでしょうか。
制作会社に相談する前に何を整理すれば良いのか。
どこまで決めておく必要があるのか。
今のホームページの何を残し、何を変えるべきなのか。
私たちも、2026年の設立10周年を機に、自社ホームページをリニューアルしました。
そこで今回は、「なぜリニューアルしたのか」という話だけではなく、実際にどのような順番で内容を整理し、ホームページを見直したのかをご紹介します。
これからリニューアルを検討されている方は、自社に置き換えながら読んでみてください。
Table of Contents
私たちが実際に行った5つのステップ
ステップ1 まず「なぜリニューアルするのか」を決める

ホームページをリニューアルするとき、最初にデザインを考えたくなるかもしれません。
しかし、最初に決めるべきなのは、
「なぜリニューアルするのか」という目的です。
目的が曖昧なまま進めると、見た目は新しくなっても、会社として伝えたいことや、
お問い合わせにつなげたい内容がぼやけてしまいます。
例えば、リニューアルの目的には次のようなものがあります。
- 会社のサービス内容が変わった
- 自社の強みが伝わっていない
- お問い合わせを増やしたい
- 採用を強化したい
- スマートフォンで見づらい
- 更新しにくい
- デザインが古く、会社の印象と合わない
- 新しい事業やサービスを伝えたい
私たちの場合は、
「今の会社の姿を正しく伝えること」
をリニューアルの目的にしました。
設立当初はホームページ制作が中心でしたが、現在では、
- AIO対策
- MEO対策
- Webマーケティング支援
- LINE公式アカウント構築
- ホームページ運用サポート
など、ご相談いただく内容が大きく広がっています。
ところが、お客様から
「そんなこともお願いできるんですね」
と言われることがありました。
実際には対応しているのに、ホームページでは十分に伝わっていなかったのです。
リニューアルを検討するときは、まずデザインではなく、
「今のホームページで何が伝わっていないのか」
「何を改善したいのか」
を整理することから始めるのがおすすめです。
ステップ2 今の会社とホームページのズレを洗い出す

次に行ったのは、現在の会社の姿と、ホームページに掲載されている内容を比較することです。
会社は少しずつ変化しています。
サービスが増えたり、得意な仕事が変わったり、お客様から求められる内容が変わったりします。
一方で、ホームページは公開した当時のままになりやすいものです。
そこで私たちは、現在のホームページを見ながら次のような項目を確認しました。
- 現在提供しているサービスが掲載されているか
- 今は行っていないサービスが残っていないか
- 実際によく相談される内容が伝わっているか
- 最近の実績が掲載されているか
- 会社の考え方や方針が今の内容と合っているか
- お客様に誤解されそうな表現がないか
- お問い合わせ前に知りたい情報が不足していないか
この作業をすると、全面的なリニューアルが必要なのか、一部修正で足りるのかも見えやすくなります。
たとえば、デザインには大きな問題がなくても、
サービス内容だけが古い場合は、文章やページ構成の見直しで改善できることがあります。
反対に、情報が増えすぎて目的のページにたどり着きにくくなっている場合は、
サイト全体の構成から見直す必要があります。
大切なのは、
「古いから作り直す」のではなく、今の会社とのズレを見つけることです。
ステップ3 誰に、何を伝えるホームページなのかを整理する

次に整理したのは、ホームページを誰に見てもらいたいのかということです。
すべての人に伝えようとすると、かえって内容がぼやけてしまいます。
私たちは今回、
- 地域の中小企業の経営者様
- 社内でWebを担当されている方
を主な対象として考えました。
そのうえで、こうした方々が知りたいことを整理しました。
私たちが伝えたいことを並べるのではなく、
お客様が知りたいことを基準に考えることがポイントです。
たとえば、お客様が知りたいのは、サービス名だけではありません。
- どのような悩みを相談できるのか
- 自社にも対応してもらえるのか
- 依頼すると、どのようなメリットがあるのか
- どのような流れで進むのか
- 制作後も相談できるのか
- 他社との違いは何なのか
こうした疑問に答えられる内容を用意する必要があります。
リニューアルの際には、
「自分たちが載せたい情報」だけではなく、
「お客様が判断するために必要な情報」を考えてみてください。
ステップ4 自社の強みを、実際の相談内容から探す

「自社の強みを書いてください」と言われても、すぐに言葉にできない方は多いと思います。
私たちも、最初から明確な答えがあったわけではありません。
そこで参考にしたのが、これまでお客様からいただいたご相談でした。
改めて振り返ると、
「何から始めれば良いか分からない」
「ホームページだけでなく集客についても相談したい」
「自社に合った方法を一緒に考えてほしい」
という声を多くいただいていました。そこから見えてきたのは、
私たちの強みは、単にホームページを作ることではなく、課題を一緒に整理すること
だということです。
自社の強みが分からない場合は、次のようなところから探してみると見つけやすくなります。
- お客様からよく相談されること
- 繰り返し依頼される仕事
- お客様から評価されていること
- 他社と比較されたときに選ばれる理由
- 社内では当たり前だが、お客様には喜ばれること
- 長く続いている取引の理由
強みは、必ずしも特別な技術や大きな実績である必要はありません。
- 相談しやすい
- 説明が分かりやすい
- 対応が早い
- 制作後も相談できる
こうしたことも、お客様にとっては大きな価値になります。
ステップ5 専門用語ではなく、お客様の言葉に置き換える

ホームページを見直す際に意外と難しいのが文章です。
自社のサービスをよく知っているほど、専門用語を使って説明しがちです。
例えば、
「AIO対策に対応しています」
「MEO対策を支援しています」
と書くだけでは、その言葉を知らない方には何をしてもらえるのか分かりません。
そこで私たちは、サービス名だけではなく、
- どのような悩みに対応できるのか
- 何を行うのか
- どのような変化が期待できるのか
まで伝えることを意識しました。
文章を考えるときは、次の3つをセットで考えると分かりやすくなります。
- お客様の悩み
例)ホームページはあるが、お問い合わせにつながらない - 提供する支援
例)アクセス状況やページ内容を分析し、改善点を整理する - お客様にとってのメリット
例)何を改善すれば良いかが分かり、優先順位をつけて取り組める
サービスの説明ではなく、お客様がどのように変わるのかを伝えることが大切です。
デザインを考えるのは、内容を整理してから!
ここまで整理した後で、ようやくデザインやページ構成を考えました。
先に内容を整理しておくと、
- 何を目立たせるべきか
- どのページが必要か
- トップページに何を載せるか
- どこにお問い合わせボタンを配置するか
- 写真や実績をどこで見せるか
が決めやすくなります。
ホームページのリニューアルは、
- 目的を決める
- 現状の課題を整理する
- 誰に何を伝えるかを決める
- 強みを言葉にする
- ページ構成とデザインを考える
という順番で進めると整理しやすくなります。
リニューアル前に確認したいチェックリスト
自社のホームページについて、次の項目を確認してみてください。
会社の現状について
- 現在のサービスがすべて掲載されている
- 最近増えた相談内容が反映されている
- 現在の会社方針と文章が合っている
- 古くなった情報が残っていない
お客様への伝わり方について
- 何を相談できる会社なのか分かる
- 自社の強みが具体的に伝わる
- 専門用語が多すぎない
- お客様にとってのメリットが書かれている
- 初めて見る人でも内容を理解できる
お問い合わせのしやすさについて
- お問い合わせ方法がすぐ分かる
- お問い合わせ前の不安を解消する情報がある
- 実績や事例が掲載されている
- 対応できる地域や業種が分かる
- スマートフォンでも見やすい
当てはまらない項目が多い場合は、ホームページの見直しを考えるタイミングかもしれません。
ただし、必ずしも全面的なリニューアルが必要とは限りません。
文章の修正、写真の入れ替え、サービスページの追加、
問い合わせ導線の改善など、一部の見直しで解決できる場合もあります。
ホームページのリニューアルは、自社を整理する機会
今回、自社のホームページをリニューアルして感じたのは、
リニューアルは単に見た目を変える作業ではないということです。
サービス、実績、お客様からの相談、自社の強みを整理することで、
「私たちは、誰に、どのような価値を提供している会社なのか」
を改めて確認する機会になりました。
リニューアルを検討している方は、いきなり制作会社を探したり、デザインを選んだりする前に、まず次の3つを書き出してみてください。
- 現在のホームページで困っていること
- 今のお客様からよく相談されること
- これから特に伝えていきたいこと
この3つを整理するだけでも、リニューアルの方向性はかなり見えやすくなります。
ホームページを作り直すことが目的ではありません。
今の会社を整理し、必要としているお客様に正しく伝えること。
それが、ホームページをリニューアルする本当の目的だと考えています。
リニューアルを検討される中で、自社の強みや伝えたいことの整理に悩まれた際は、一緒に整理するところからお手伝いできればと思います。