新人女子web担当者さん、元気ですか?
web担当者の仕事、イヤになってきていませんか?
あなたが会社のパソコンに向かって、グーグルアナリティクスの画面を見ている姿を、キラキラしたまなざしで見ている後輩社員がいますよ。
「先輩かっこい~♡」と思っているはずです。
後輩にリスペクトされているなんで、嬉しいですねぇ~。
俄然、やる気が出てきたんじゃないですか?
では、モチベーションが上がっている間に、グーグルアナリティクスの最初のページを見ていきましょう。
先週覚えた(覚えてない方は第2章を読み返してください)、ユーザー、セッション、直帰率、セッション継続時間の折れ線グラフの下の「ユーザーを獲得している方法は?」と書かれた帯グラフを見てみましょう。
ユーザーを獲得している方法
トラフィックチャネル
トラフィックチャネルとは、あなたの会社のホームページにどういう経路で入ってきたかということです。
帯グラフの下に、“Organic Search”“Direct”“Referral”“その他”と書いてありますが、それが経路です。
- Organic Search(オーガニックサーチ)
Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンからの流入 - Paid Search(ペイドサーチ)
検索をしたときに表示される広告(リスティング広告)からの流入 - Direct(ダイレクト)
直接URLを入力したり、お気に入りからの流入 - Referral(リファラ)
ほかのサイトなどのリンクからの流入 - Social(ソーシャル)
facebookやTwitterなどのSNS(ソーシャルメディア)からの流入 - Display(ディスプレイ)
ディスプレイ広告(バナー広告)からの流入
チャネルによって色分けされた帯グラフが表示されています。
次は、参照元/メディアと参照サイトですが、ここは今は覚えなくても大丈夫です。
お急ぎの方は、「ユーザーが訪れているページは?」のところから読んでいただいたらOKです。
参照元/メディア
参照元/メディアとは、トラフィックチャネルをもう少し詳しくしたもので、流入元の検索エンジンやURLがわかります。
参照元/メディアと書かれたところをクリックすると、帯グラフの下に“google/organic”“yahoo/cpc”などと書かれてあると思います。
例えば、
- google/organic
参照元(流入元)がgoogleでメディアがorganic(自然検索)、つまりグーグルの検索エンジンからの流入 - yahoo/cpc
参照元がyahooでメディアがcpc(有料検索)、つまりヤフーに掲載されている広告からの流入 - youtube.com/referral
参照元がyoutube.comでメディアがreferral、つまりYouTubeのリンクからの流入
など、いろいろな組み合わせが考えられます。
ちなみに、(direct) / (none)と表示されているものは、どこからやってきたのかわからなかったやつです。
参照サイト
参照サイトとは、ほかのサイトのリンクからやってきた時のリンクが張ってあったサイトのことです。
ユーザーが訪れているページは?
これは、あなたの会社のホームページのどのページがどれだけ見られているかということが分かります。
ページビューとは、ページが見られた回数です。
ページと書かれてある下のところには、そのページのURLが表示されています。
どのページがよく見られているのか、この表を見るとわかります。
アクティブユーザーの動向は?
アクティブユーザーとは、ある一定の期間に1回以上のアクセスがあるユーザーのことです。
上の表を見ると、折れ線グラフの横に“月別”“週別”“日別”の3つの数字がかかれてあります。
ユーザーが訪れる時間帯はいつですか?
これは、そのまま、何曜日のどの時間に訪問者数が多いか、少ないかを確認することができます。
ユーザー数が多いほど色が濃く、少ない場合は薄くなっています。
ユーザーの地域は?
国別のセッション数が表示されていますが、グローバルなお仕事をされていない企業では、国別なんて範囲が広すぎます。
別のページで、市区町村別のセッション数を確認することが出来ます。
最もよく使われているデバイスは?
“パソコン”“モバイル”“タブレット”のセッションの割合を見ることができます。
ここは、web担当者として確認しておきたいところなので、見落とさないでね。
モバイルでのセッションが大多数を占めるのに、スマホで見づらいページがあると、そこでユーザーは離れていってしまいますからね。
ユーザー維持率
ユーザー維持率は、どれぐらいのユーザーが定着しているかを確認することができます。
ある一定の期間に訪問したユーザーが、1週間後、2週間後とどれくらいの割合がサイトに再訪しているか見ることができます。
とりあえず、今日見た数字の中で、「トラフィックチャネル」と「ユーザーが訪れているページ」「最もよく使われているデバイス」は確認しておきましょう。
それにしても、アクセス解析って、聞きなれない言葉がいっぱい出てきて疲れますよね。
全部覚える必要はありませんよ。
なんとなく、どういう経路で流入しているか、どんなページが人気があるのか、スマホとPCの割合はどれくらいかというところぐらいは知っておいてください。
それと、先週覚えた、ユーザー、セッション、直帰率も覚えておいてくださいね。
グーグルアナリティクスの最初のページを見ただけでも、あなたの会社のホームページのアクセス状況が、なんとなくわかってきたでしょ?
他にも、たくさんの情報を読み取ることができます。
そうそう、もともとグーグルアナリティクスを設置したのは、目標としているお問い合わせ件数を確認するためでした。
今まで見た中に、お問い合わせ件数が表示されてなかったですよね。
実は、それは、コンバージョン設定(目標設定)をしていないからです。
来週は、そのコンバージョン設定をしていきましょう。