【改善事例】歯科医院のメニュー改善で新規ユーザーの34%がネット予約

2017.10.12

【改善事例】歯科医院のメニュー改善で新規ユーザーの34%がネット予約

ホームページをつくったけど、このホームページは本当に正しいのか?悩みませんか?

「この写真は別の方がよいのではないか、このボタンの色は違う方がよいのではないか。」

僕は悩みます。毎日、ホームページをつくっているので、毎日、悩みます。
つらいですねー。

これを解決する方法があるんです!
(なんだか、通信販売のテレビみたいですが)

それが、ABテストという手法です。

ABテストとは?

ABテスト

例えば、ボタンの色を、赤か青か迷った場合。

ボタンの色を赤にしたパターンと、青にしたパターンの2つをつくり、どちらがクリックされるかテストするのです。

もちろん、ボタンだけに限らず、写真でも、テキストでもテスト対象になります。

ABテストとは、「ページの一部分を複数パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証すること」です。

ABテストは、以前は統計の知識や、ホームページを加工する技術、または高価なツールが必要でした。
ただし今は、Googleが提供する「Googleオプティマイズ」を使うと無料でABテストがおこなえます。

今回は、弊社でおこなった、ABテストの事例を紹介します。

スマホのナビゲーションのABテスト

2種類のスマホのナビゲーションのABテストをしてみました。

ABテストのパターン

Aパターンは、ハンバーガーメニューと呼ばれる、三本線のナビゲーションメニューです。
ハンバーガーメニューを押すと、メニュー内容が表示されます。

Bパターンは、メニュー内容がすべて表示されているナビゲーションです。
自分の感覚では、Aパターンのサイトが多い気がします。

どちらが優秀なナビゲーションだと思いますか?

調査する項目は下の3つの内容です。

1.どちらが「ネット予約」ボタンが押されるか?
2.どちらがサイト内の多くのページをみられるか?
3.どちらがサイトの滞在時間が長いか?

この結果から優秀なものを調べます。

GoogleオプティマイズのABテスト結果は?

Googleオプティマイズの結果はこうなりました。

1.どちらが「ネット予約」ボタンが押されるか?
→63%の確率でBが最適

2.どちらがサイト内の多くのページをみられるか?
→100%の確率でBが最適

3.どちらがサイトの滞在時間が長いか?
→73%の確率でBが最適

このような結果に。

統計学的に、90%以上となると、その結果が正しいと判断できるようです。
100%の「より多くのページ」以外は、90%未満ですが、すべてがBパターン勝利!
Bパターンがよい結果を出すと判断してもよさそうですね。

こうして、ナビゲーションはBパターンを採用することに決まりました。

現在、このホームページでは、新規ユーザーの34%が「ネット予約」ボタンを押しています。

初めての訪問で「ネット予約」ボタンを押してもらえるなんて、ナカナカすごいです。

今回のケースでは、Bパターンが有効という結果がでました。
ただ、これが他のケースで当てはまるわけではありません。
ケースが変わればABテストの結果も変わってきます。

まだまだ、ABテストなどホームページ改善の弊社事例を紹介していきます。
また、このホームページを見に来てくださいね。