ホームページをつくったけど、このホームページは本当に正しいのか?悩みませんか?
「この写真は別の方がよいのではないか、このボタンの色は違う方がよいのではないか。」
僕は悩みます。毎日、ホームページをつくっているので、毎日、悩みます。
つらいですねー。
これを解決する方法があるんです!
(なんだか、通信販売のテレビみたいですが)
それが、ABテストという手法です。
ABテストとは?
例えば、ボタンの色を、赤か青か迷った場合。
ボタンの色を赤にしたパターンと、青にしたパターンの2つをつくり、どちらがクリックされるかテストするのです。
もちろん、ボタンだけに限らず、写真でも、テキストでもテスト対象になります。
ABテストとは、「ページの一部分を複数パターン用意して、どちらがより効果の高い成果を出せるのかを検証すること」です。
ABテストは、以前は統計の知識や、ホームページを加工する技術、または高価なツールが必要でした。
ただし今は、Googleが提供する「Googleオプティマイズ」を使うと無料でABテストがおこなえます。
今回は、弊社でおこなった、ABテストの事例を紹介します。
スマホのナビゲーションのABテスト
2種類のスマホのナビゲーションのABテストをしてみました。
Aパターンは、ハンバーガーメニューと呼ばれる、三本線のナビゲーションメニューです。
ハンバーガーメニューを押すと、メニュー内容が表示されます。
Bパターンは、メニュー内容がすべて表示されているナビゲーションです。
自分の感覚では、Aパターンのサイトが多い気がします。
どちらが優秀なナビゲーションだと思いますか?
調査する項目は下の3つの内容です。
1.どちらが「ネット予約」ボタンが押されるか?
2.どちらがサイト内の多くのページをみられるか?
3.どちらがサイトの滞在時間が長いか?
この結果から優秀なものを調べます。
GoogleオプティマイズのABテスト結果は?
Googleオプティマイズの結果はこうなりました。
1.どちらが「ネット予約」ボタンが押されるか?
→63%の確率でBが最適
2.どちらがサイト内の多くのページをみられるか?
→100%の確率でBが最適
3.どちらがサイトの滞在時間が長いか?
→73%の確率でBが最適
このような結果に。
統計学的に、90%以上となると、その結果が正しいと判断できるようです。
100%の「より多くのページ」以外は、90%未満ですが、すべてがBパターン勝利!
Bパターンがよい結果を出すと判断してもよさそうですね。
こうして、ナビゲーションはBパターンを採用することに決まりました。
現在、このホームページでは、新規ユーザーの34%が「ネット予約」ボタンを押しています。
初めての訪問で「ネット予約」ボタンを押してもらえるなんて、ナカナカすごいです。
今回のケースでは、Bパターンが有効という結果がでました。
ただ、これが他のケースで当てはまるわけではありません。
ケースが変わればABテストの結果も変わってきます。
まだまだ、ABテストなどホームページ改善の弊社事例を紹介していきます。
また、このホームページを見に来てくださいね。